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高級マンションは一人暮らしでも大丈夫?

2019年07月11日
きれいなアパート

高級マンションに居住しているのは、主に会社経営者や会社役員、起業で成功した方などが中心です。高級マンションを購入するには、一億円を超える巨額な資金を融通する必要があります。そのためタワーマンションなどの高級物件に入居することそのものが社会的成功者としてのステータスになります。特定の物件に入居している事実が雄弁にその人の社会的ステータスを表象していると評価することが出来るでしょう。しかるに社会的ステータスだけでは昨今のタワーマンション建設の過熱振りを説明するのは困難です。最近では高級マンションにビジネスマンの一人暮らし世帯の方が入居する事例も増加するようになってきました。いったいどこにタワーマンションなどの高級マンションで一人暮らしするメリットがあるのでしょうか。

そもそもタワーマンションなどは都市再開発の事業の一環として、都市でのクオリティの高い居住空間を確保する趣旨で建設されることが多いので、駅近などの立地条件が良好で利便性が高いことを指摘することが出来ます。周辺の主要な駅から徒歩数分程度の立地に位置していることが一般的なので、電車を主要な交通手段にするビジネスマンにとっては、利便性の高さは大きな魅力になっています。また高層建築物になることが多いので、高階層になるほど良好な眺望を望めることもメリットの一つです。日中と夜景とでは大きく眺望も様変わりするので、リラックスタイムに夜景などを眺めながら癒しの時間を過ごせるのも高級マンションならではの魅力と言えます。

また最近では分譲賃貸する高級マンションも見受けられるようになりました。賃貸であれば普通より少し多いくらいの予算でも入居できるので、スペックの割には安い家賃で高級マンションに居を構える利用者も増加するようになっています。低階層ほど家賃は安いので、分譲賃貸する利用者も低階層に集中する傾向が見られます。

高級マンションというとどうしても高階層が注目されがちですが、朝の通勤時などはエレベーターの移動時間が長くなったり、災害時や停電時の備えなどデメリットの部分も少なくありません。この点においては、タワーマンションなどの低階層で分譲賃貸を利用することによって比較的予算の制約を受けることもなく、災害や停電などの発生したときにもさほどの不便に遭遇する懸念は小さくなっています。また買い物や外出などのときでも、低階層なら移動の手間も少なく暮らし心地が良いので、一人暮らしにも向いていると評価できます。